あなたは記憶力に自信はありますか?もちろん和田は覚えることに自信がありませんので、自信があるという人に対して、うらやましく思います。多くの大人が記憶力に自信がない、もしくは昔は自信があったけれど、今は自信がないと感じられているのではないでしょうか。
お子さんの記憶力を高めるのに一番必要なものは、それは「自信」です。自分は覚えられるという自信や自分は覚えるのが得意であるという自信です。この気持ちがあることで記憶力が高まっていきます。この自信がないと、つまり「多分覚えられないんだよね…」と思っていると記憶力を高めることはできません。大人の場合は自分が記憶力がないことを自分自身がよく分かっています。しかし、子どもはそうではありません。多くの子どもたちは自分の記憶力がある方なのか、ない方なのか認識できていません。また、実際に覚えようとしなくても自然に覚えられていることが、大人より多いはずです。「うちの子はそうでもない。記憶力がなくって…」というお子さんも、エピソード記憶(自分が経験した記憶)や興味のある内容の記憶は得意なはずです。例えば、「この公園の売店でジュースを買っていたら、弟が迷子になったんだ。」や「虫が好きだから虫の種類をどんどん覚えられるんだ」のようにです。
お子さんに「僕は覚えられる」、「私は記憶が得意」と思えるように自信をつけていきましょう。良い意味でお子さんをおだてて「あなたは記憶力が良い」と印象づけていくのです。具体的には「この服を買ったのはあの店だよ」とか、「車を止めたのはこっちの方だよ」と教えてくれたときに、記憶力が良いことや覚えていてくれて家族が助かったことを大袈裟に伝えるのです。逆に「この前言ったばかりなのにもう忘れちゃったの?!」や「これをど忘れしたらまずいでしょ!」という内容は気がつかないふりをしてスルーしてください。
次回は記憶力をつける具体的な方法を伝えていきます。お楽しみに。
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