子どもの論理的思考力を伸ばす方法 会話習慣。楽しかったことは?

お子さんと会話するときに少し工夫するだけで、子どもの論理的思考力を伸ばすことができます。どのようにすれば良いか、具体的にお伝えします。

前回は論理的思考力とは、どのような力なのか説明しました。また、最近の子どもたちの傾向として論理的思考力が落ちてきている話もしました。今回は論理的思考力を伸ばす家庭の会話習慣をお伝えします。

お子さんが幼稚園や保育園、学校から帰ってきたら、今日の楽しかったこと、面白かったことを聞きましょう。楽しかった出来事をどう楽しかったのか説明してもらうのです。誰の話か抜けていたり、最初から上手な説明はできないと思いますが、日々続けていく内にポイントを抑えた話ができるようになり、どんどん論理的思考力が伸びていきます。

ここで3つ注意点があります。一つ目はあまり根掘り葉掘り聞かないことです。お子さんが説明をするのを面倒に感じます。お子さんが面倒に一度思い始めるとこの作戦はうまく行きません。二つ目は親が話を聞いた後、指示やお説教をしないことです。「話が分かりづらい」と言ったり、「この行動は良くない。次からはこうしなさい」と指示を出したりしないことです。また「○○ちゃんは悪い子ね。遊ばないようにしなさい。」等も言わないようにしましょう。お子さんが「こんなことを言って失敗した。黙っていれば良かった」と思ってしまいます。三つ目は楽しかったことではなく、「嫌なことはなかった?」や「意地悪されなかった?」、「喧嘩をしなかった?」とマイナスのことを聞かないことです。子どもが自分から嫌なだった出来事を言いたいのであれば、気持ちやその原因を聞いてあげる必要がありますが、忘れているもしくは消化できているマイナスのことをわざわざ思い出させ、記憶に定着させる必要はありません。

園や学校での出来事を説明してもらうこの会話習慣は論理的思考力をつけるという点ではとても効果があります。お子さんに面倒さを感じさせないように注意して長い家庭の習慣にしてください。夕食の時にお父さん、お母さん、お子さんと今日の楽しかったことを順番に話していく何て言うのも素敵な習慣ですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました