子どもの論理的思考力を伸ばす方法 会話習慣。難しめの言葉を使おう

論理的思考力をアップしていく要が語彙です。お子さんの身のまわりの大人が、お子さんの年齢より少し難しめの言葉を使うことで自動的に語彙が豊富になっていきます。また、語彙を豊富にしていくことで子育ても楽になってきます。

論理的思考力を伸ばす会話習慣として、お子さんにその日の楽しかったことを説明してもらうこと、なぜと理由を聞くこと、察しが悪い親になることの三つをご紹介しました。

語彙は論理的思考力を伸ばすには不可欠です。どうしてかというと、語彙が豊富になると必要な言葉を微妙なニュアンスに合わせて的確に言葉を選ぶことができます。言葉を場面に合わせて会話でも、文章でも使用することができるからです。そのことにより、論理的会話力、ひいては論理的思考力も伸びていくのです。

お子さんの語彙を豊富にするには、年齢より少し難しめの言葉を会話で使うように心がけてください。また、おまわりさん、警察官や車、自動車、自家用車など同じ意味の言葉もあえて使うようにしてください。一日1,2語はお子さんが意味を知らない初めての言葉も使うことができれば理想的です。

少し難しめの言葉を使いながら会話をするのは、結構大変という場合は読み聞かせです。この場合も同じように年齢より少し上を対象とした絵本を読むようにしてください。お子さんの興味のある図鑑を置いておけば、同じ種類の言葉が体系的に分類されているので、語彙が芋づる式に増えていきます。あまりなじみがないかも知れませんが、ことば絵辞典も効果的です。Amazonで検索してみてください。NHK教育の「おはなしのくに」、「にほんごであそぼ」もお勧めです。ちなみに「にほんごであそぼ」の対象年齢が幼保〜中学生までと対象年齢の広さに驚いてしまいます。背伸びをしながら言葉遊びの面白さに気がつくのには最適です。

先に述べたように語彙が豊富になると子育てが楽になります。2歳からのイヤイヤ期はもちろん、反抗期の時も、語彙が少ないより、語彙が多い方が断然コミュニケーションが取りやすくなります。伝える力がまだ育っていない2歳の子は、お腹が痛くても泣くだけになってしまいますが、伝える力があるとどの部分がどのぐらい痛いのかお母さんに伝えることができます。また、お母さんの説明を聞いて我慢したり、安心したりできます。反抗期の時も「うざい」、「むかつく」ぐらいしか表現力がない子と語彙が豊富で論理的会話力があるお子さんとでは親子のストレスが大きく違うでしょう。

語彙を豊富にするのに難しい学習法や技術は必要ありません。語彙を増やす取り組みは年齢が低い方が効果的です。そしてその語彙の豊富さを年齢が上がっても維持していくだけでなく、お子さんが言葉の面白さに気がついたら、さらに効果を倍増させていくことができるのです。小さい年齢の内にぜひ、ご家庭で実践してみてください。

小さいこの場合は、赤ちゃん言葉はできるだけ使わないようにしてください。

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