叱り方には、『子どもをダメにする叱り方』と『子どもを伸ばす叱り方』があります。今回は逆効果になる叱り方をお伝えします。良くない叱り方だと分かっていても、どうしてもそうなってしまうという方もいると思います。良くない叱り方の理由を抑えた上で、少しずつ効果的叱り方に近づいていきましょう。
お母さん方と面接をしていて、ほめ方に比べ、叱り方が難しいという話を聞きます。お母さん向けの叱り方教室みたいなものがあるわけではありませんので、当然のことです。良い叱り方が明確になっていないので、どんなときにどの程度叱れば良いのか分からないのが正直なところだと思います。自分が幼少期に受けた叱り方をほぼそのまましている人やママ友の叱り方をまねしている方も多いと思います。また、お子さんとの関係を壊したくないのでほぼ叱らないという方も増えてきているように思います。この傾向はお父さんに多いように感じがします。
このような叱り方をしていませんか?
- イライラして感情的に怒ってしまう
何度も同じ注意をさせるので。 - 長時間叱ってしまう
丁寧に長い時間かけて説明しながら叱った方が効果的だと思うから。 - 「いつもそうでしょ」、「この前もそうだったよね」と過去を引き合いに出して叱ってしまう
少しでも良くするために過去との比較が大事だと思うので。 - 叱って、してほしいことを細かく指示している
誤解が生じないように指示をすることが大事だと思うから - 嫌みを言ってしまったり、人間性を否定してしまう
何度も同じ注意を受けているので分かってもらうために。 - 強い口調で叱ったり、叩いたりしてしまう
聞く気がないので。
これらの叱り方はいずれも逆効果になる叱り方です。
次回、どうして逆効果になるのか、お伝えします。
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