考えさせる叱り方で子どもに考える習慣をつける方法

考えさせる叱り方で子どもに考える習慣をつける方法 子育て

今回は考えさせる叱り方のメリットデメリットを紹介し、前回、お伝えしたコントロールする叱り方ではなく、考えさせる叱り方を中心に子育てした方が良い理由を説明します。

コントロールする叱り方とは、親から子へ一方的な叱り、すなわち指示、命令中心で子どもに考える余地を与えない叱り方であると説明しました。指示に従わせるという意味では短期的に効果的ですが、長期的に見ると自分で考えずに誰かの指示に従うだけになってしまうので、考えない習慣ができ、思考力自体も下がってしまうことを書きました。

コントロールする叱り方の反対が、考えさせる叱り方です。親からの一方的な叱りではなく、相互に説明したり、質問したり、気持ちを言うなどの親子のやり取りをする双方向の叱りです。また、してはいけないことなどもその理由を考えさせ、それについて議論をします。子どもが考える余地を与える叱り方でもあります。場合によっては、言い訳ばっかりだったり、屁理屈だったりで、親がイラッとすることもあるかも知れません。

考えさせる叱り方のデメリットは、3つあります。

第1に単純に叱るのに時間がかかります。子どもに質問させたり、意見を言わせたりなしながら話を進めるためです。

第2にダメなことだけをシンプルにストレートに言うわけではありませんので、お子さんにとって分かりづらくなります。

第3に分かりづらいため、同じような失敗をして、再び叱る必要が出ることも往々にしてあると思います。

考えさせる叱り方をする、メリットは次の3つです。

第1に双方向の話なので、脳がワクワク、前向きに働きます。

第2に脳がフル活動しているので、印象に残り、忘れづらいです。
第3に単純に親の指示に従うだけではないので、応用が効き、親がいないときも様々なパターン合わせて考えて行くことできます。

第4に考える習慣が当たり前になり、思考力が自然についていきます。常に脳が成長していくという事です。

コントロールする叱り方をやめ、考えさせる叱り方をすることで、お子さんに自分で深く考える習慣をつけることができます。日常生活の中で深く習慣がつけば、何もしなくても思考力が自然と向上していきます。

逆に考える習慣が日常の生活がない場合は、考える面倒さから、めざましい進歩が今後も続く生成型AIに頼りきりになり、思考力が自然と落ちていきます。

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